上越・白毛門〜巻機山ロングロング縦走
地  域  
日  程  平成27年年5月1日(金)夜〜5日(火)
コース  
備 考
 谷川岳から平標山まで縦走したいと思って買った山と高原地図をじっくり見た時、白毛門の先が「巻機山までのコースは残雪期を中心に歩かれているがエスケープルートもなく充分に注意」「慎重に、経験者向き」との記載がありなんだかわくわくして「行ってみたい」と思ったのは5年前。なにげなくI藤さんに話をしたのは3年前(らしい)。それが今回なんと実現したのです
 思い続けた5年の間に岳人に紹介されたり、多くの方が挑戦されネット上にも沢山UPされていて参考にさせて頂きました。なんと1日で縦走されている記録もありびっくりです
 さてさて、私たちの山行はどうなることやら願いを叶えてくれたI藤さんと会のルーキー(?)大学生Y介君と3人でやって来ました。

 ↑白毛門登山口の駐車場は雪もなく桜も咲いて新緑が綺麗です作年3月に来た時とはまったく違う景色です。
 しばらくは雪もなく咲き始めたばかり花たちが応援してくれているように次々に姿を現してくれています。
 コブシ、イワナシ、シャクナゲ、イワウチワ、
 エチゴキジムシロ?黄色いスミレも咲いていたけど撮り損ねてしまいましたやっぱり出会った時に撮っておこう
 暑くて重くてふ〜ふ〜言いながらも展望が効くところまでやって来ましたよ3月に撤退した事を思い返しながらさぁ〜ここから未踏の地です。ガンバ白毛門の山頂が見えて来ました
 松の木沢の頭までやって来ました。谷川岳の方から金の音や賑やかな音がここまで届いていますこちらは比較的静かです。
 草付きの斜面と急な雪面を登りきると白毛門に到着しました。(直前に念の為ピッケルを使いました。)

 谷川岳も綺麗に見えていました。
 そして結構すぐに着いちゃった笠ケ岳です。前方に朝日岳が見えています
 笠ケ岳直下の避難小屋です→今日はもうすでに一人の方がお泊りの準備をされていました。
 
 私達は今日中に朝日岳を越えたいのでもう少し頑張ります
 そして登山道わきにはミツバノバイカオウレンが所々に群生しています
 朝日岳山頂付近はなだらかな山容でどこでもテントを張れそうです

 さぁ〜今夜のお宿をどこに選定しましょうか
 二日目
 

 素晴らしいテント場の朝焼けはとっても綺麗でいつまでも見ていたい感じです
 
 武尊山が見えているのかな?至仏やヒウチ燧ケ岳の連なりも見えているのでしょう。
 さて、今日はジャンクションピークからは道なき道?道標にも「難路、道ナシ」とあります

 で、いきなりの藪漕ぎちょっと後悔が心をかすめたけどわくわくドキドキのアドベンチャーの始まりです
 藪が終われば雪のトラバース、道があっているのか不安になる箇所もあったけど....
 アップダウンの後、結構しんどかったけどやっと「大烏帽子山」に到着です。→↓
 どんどん展望も北へと移り、巻機も大きく見えてくるようになり、右に目を移すと八海山を含む越後三山が見えます
 そして武尊山も少し小さくなった(気のせい?)けど見えています。

 去年登った守門岳あたりも見えているんでしょうね〜
 池を携えた檜倉山はいつの間にか通過して柄沢山も意外に少々藪漕ぎがあったもののスムーズに越えて....米子の頭手前から手強い松の藪漕ぎが待っていました

 ここで知らない間に擦り傷、青丹を作る事に....もう藪漕ぎはこりごりって休憩した少し上がちょうど米子の頭の山頂でした
 巻機山へ登り返す鞍部が二日目のテント場です少し雲が出始めましたがまずまずのお天気です。

 明日は雨の確率もあるのではや立ちをしようと今夜は早めに寝る事にします。

 左に見えるのがニセ巻機です。←
 三日目


 歩き始めはまだ視界もあったのに山頂に近づくにつれガスガストレースは分かるけど....山頂どこ?まだ?やっぱり今日は雨の心配がありそうかな?
 って思ってたらぱ〜〜っと晴れて青空わ〜〜綺麗ここを一登りすると広い大地になり....
 巻機山に到着です天気予報はよくないので山頂は誰もいません今日は誰も登って来ないのかな?

 ちょっと休憩してせっかくなので牛ケ岳に寄って行きましょう
 ガスで展望は効きませんが木道と雪道を行くと....牛ケ岳山頂の道標です←
 そしてここが下山開始の巻機山頂の西側です。どうやらここが秋に来た時に山頂広場になっていたところみたいです→

 越後三山のシルエットがまるで映画のワンシーンの様に浮かび上がりました
 高度を下げるごとにお天気も良くなり展望もばっちりです

 避難小屋mで下りて来ました。冬用の入り口が前後にありますがひっそりとしています。
 下山途中、私たちが歩いた稜線が見えて感慨もひとしおですよくここまで頑張って歩いたね
 途中のブナ林はとっても綺麗でやっぱり東北っていいね、関西にはない景色が見られるよ〜
 って感激していたらつるっといきなり滑り出し最後の落ち....まさしく落ちました神様はしっかり受け止めてくれて木の間にすっぽりと収まり怪我一つなくむっくりと復活
 いや〜びっくりした重い荷物の上に疲れもあるんだから早めにアイゼン付ければよかった
 と変などきどきも味わいながら見覚えのある登山口にやって来ました

 ほんとによく頑張ったね念願の上越縦走やった〜お疲れ様でした
 バスに乗るまでの林道は丁度春の花盛りで疲れも癒されながらるんるん歩きます。

 キクザキイチゲは白色とブルーが群生
 普通のエンゴサクと右がミチノクエンゴサクだけどちょっとぼけてしまいました
 ミヤマスミレ(?)もとっても可愛くて
 花を楽しみお蕎麦も楽しんだ後はバスで六日町まで行き、JRに乗り換え車を回収

 長い長い山旅は楽しくお天気にも恵まれ終了しました


















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