充実した3日間 吾妻耶山・白毛門・谷川岳
地  域  上越
日  程  2014年3月20日(木)夜〜23日(日)
コース 第一日目 吾妻耶山=仏岩峠下駐車場 (10:10)−10:35仏岩峠(10:35)− 10:40仏岩(10:40)− 中腹コース分岐(11:45)− 吾妻耶山(12:35)− 仏岩峠(14:50) −駐車場(15:15)
第二日目 白毛門=土合駅(8:00)−登山口(8:15)−1154m(10:50)−1520m(12:55)−登山口(15:30)
第三日目 谷川岳=天神平(7:30)−避難小屋上 (8:25)−谷川岳山頂付近(9:55)−肩の小屋 (10:00)−天神平(11:45)
備 考  
 例会だと言うのに参加者が集まらず今回は寂しくリーダーと二人でやって来ました。
 現地には明け方4時頃に着き、小雪降る中土合の駅で仮眠をとりました。7時に起きても雪は降り続いていて積雪も増えるいっぽうです。気持ちは萎えてしまって今日の予定の白毛門に登る気が起こらない

 そこで地図で1時間ほどで登れる山を探してリーダーに提案したら即OKでやって来ました仏岩峠の駐車場です。
 無雪期なら1時間ちょっととは言えこの雪では倍くらいかかるかな?と、不安もよぎりますが歩いた事のない山と言うのは期待の方が大きくてさてどんな山でしょう。
 樹林のジグザグ道を少し行くと赤谷越です。前方に見えるのが吾妻耶山でしょうか?
 峠を少し行くと仏岩があります。振り返って「あっ!」って感じで下手をすると通り過ぎちゃうかも
 事前情報もなく登ってしかも1/25000の地図もないとあっては分かり難い事このうえなく、道標とテープとエアリアマップでなんとかやって来ました。
 鎖のある岩場を越えると三角点のある山頂です。けれど山頂らしき標識もなくしばらく尾根上を進みましたがまた雪が降って来て

 折り返し下山する事にしました。
 それでも5時間ほどのプチラッセルとちょっとした地図読み山行となりました。

 あとで調べると神社のある最高点まで行くと山頂らしい標識もあったみたいでもう少し足を延ばせばよかった...と後悔です
 土合の駅はこんな感じです。これでも少し雪が減ったほうかも
 二日目は昨日登る筈だった白毛門に挑戦です

 土合橋から尾根伝いに一直線夜も降り続いた雪の為に新雪ラッセルは必至です
 R291から入ったらずぐにわかんがいるくらい深い雪です。

 前方に真っ直ぐ続く尾根が見えます。
 夏ならこの広場に50台ほど停められる駐車場があるらしいですが除雪もしていないので今は雪の原

 テントを張っているパーティーもあったみたいですね。
 →さてこの橋は渡ってから撮ったものですがこの橋が渡れず右往左往するパーティーがいたりして....。

 私達はリーダーが持って来ていたロープで念の為確保してこの雪壁をクライムダウンそして難なく渡り終えて撮ったものです。

 で、後続がこれからぞくぞく来ようとしています。
 渡った所からわかんを装着してさぁ〜出発です。今の所お天気は上場
 尾根に上がってラッセル開始と、前方からがんがん下って来る黄色いウエァの人が一人始めはスキーで下って来てるのかと思ったら違いました

 一人で縦走して来たと言う若者でした。「深い所で70cmはありましたよ」と情報を頂き分かれます。
 さっきの若者の出来上がったばかりのトレースを辿りながら新雪深雪のラッセルです

 景色も楽しみがら進みます
 左側木の切れ間から谷川岳が見えて来ましたロープウェイや一の倉沢も見えています。→
 そして前方には白毛門松の木沢の頭あたりかな?
 ぼよよん雪庇もこんなにいいお天気だと面白いみんなでラッセル......あれ?後続隊は結局来なくて他の単独さん二人と私たちの4人合同ラッセルとなり。

 
 松の木沢の頭からは私達二人だけのラッセルに

 この辺りから白毛門の山頂が見えるはずなのに...ガスが立ち込めて来ました。
 右側に見えて来たジジ岩とババ岩?ラッセルしていた雪はクラスト状態でわかんではちょっと不安になって来た

 ますますガスも濃くなって厳冬期を思わせるほどのモノトーンの世界です
 私にはこれもジジ岩に見えるけど、遭難碑のある岩←まで来て引き返す事にしました。
 振り返っても山頂が姿を現してくれることもなく....

 さっさと下山しましょう
 少し下ると視界も効くようになりました。後は来た道を下るだけ
 そして苦戦した橋も帰りはステップが出来上がっていてなんてことない場所へと早変わり
 白毛門の苦闘の一日が終わりました。
 三日目。

 ロープウェイの駐車場に車を停めて....駐車場に小さな侵入者のあしあとを発見たぬき?きつね?可愛いですね
 山頂駅から登山開始です
 流石に人気の山だけあって登る人も多くてどんどん山頂目指して行かれます。

 天気はいまいちで山頂はガスって見えません
 流石に三日目の登山って事もあり、足が重くて思う様に進めません
 山頂駅にテントが1張り、しばらく行くと雪洞が2つ←、そういえば朝一番くらいのロープウェイに乗った私達より遥か遠くに登山者がいたのはここで泊まったって事なんやね。
 こんなに視界が悪かったら不安になるところだけど蟻の行列みたいに人が続くとなんだか安心して(?)登って行けますだって赤布よりしっかりしてるんだもん。

 山スキーの人も多くて昨日も登ったけど今日の方がましですよだって。
 傾斜がきつくなって来ました。下山して来る人もいて山頂が近づいているのは分かるけど、山頂は見えずガスも濃くなるばかりです。
 振り返ると下のロープウェイも見えるんだけど→

 けっこう登って来たね
 あとでわかりましたがこの辺りが山頂近くののっぺりした平らな所です。

 所々赤布もあるし山頂目指して歩くけど...

 写真はぶれているのではなく、人が固まって歩いているのがガスでぼわっとなっているのです。
 え〜見えない見えない....

 風もきつくなるし目出帽とネックウォマーもフル活用です
 突然ふわっと浮き出したように見えた道標

 それでも昨日も登ったと言う山スキーの人に付いて行こうと山頂を目指したけど.... 
 リーダーと相談の上引き返す事にしました。

 で、最高点で取ってもらった写真→ん〜寒い
 視界を変えて少し下山したらなんとどどんと肩の小屋がいきなり見えました
 とにかく中に入ってみましょう。

 靴を脱いで中で休憩している人もあり、私達は土間で暖かい物を飲んで一息つきます。
 山頂目指して行った山スキーの人たちが入って来たので「山頂行けましたか?」って聞くと「いえ、引き返して来ました」って
 小屋で休憩のあと下山開始です。でも、さらにガスが濃くなっていて一時まったく見えなくて動くのも怖いくらいだったけど、下からまた登山者が上がって来るのが見えてそれを頼りに意気揚々と下山再開です。
 まだまだ、ぞくぞくと上がってこられますが、私達は今日帰らなくてはならないので仕方がないですね。

 少し下ると視界も効くようになりました。
 振り返ると山スキーの人が快調に滑り下りてくるのが見えました。とっても気持ち良さそうです
 あっと言う間に山頂駅のスキー場まで来ました。スキー客も増えてますね。とってもカラフルです。
 昨日登った白毛門も今は山頂まで見えています。登っている人も数人見えて、今日なら山頂まで行けたかもね

 明日からは快晴が続くとか.....悔しい

 でも、違うタイプの山に登る事が出来てとっても充実した三日間でした




















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